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2013年12月27日金曜日

骨格の考察18







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手根骨:手根をつくる手根骨には8個の短骨があり、4個の近位列と4個の遠位列に分けられる。近位の手根骨([JNA]Ossa carpi proximalis:近位手根骨)は舟状骨月状骨三角骨豆状骨であり、遠位の手根骨([JNA]Ossa carpi distalis:遠位手根骨)は大菱形骨小菱形骨有頭骨有鈎骨であってそれぞれこの順に外側拇指側)から内側小指側)へ並んでいる。手根骨は掌側面前面)と背側面後面)にある多数靱帯によって互いに結合されているので、その表面は粗である。互いに対向する面、および前腕骨中手骨に向かう面の大部分関節軟骨に被われる滑らかな面であるが、小部分は靱帯が着く粗な面となっている。舟状骨は舟のような形をした楕円形の骨で四つ関節面見られる遠位端の掌側面舟状骨結節がある。月状骨半月状をした骨で、近位骨端凸面遠位骨端凹面である。四つ関節面がある。三角骨三角錐状の骨で掌側に豆状骨をのせている。豆状骨は本来、尺側手根屈筋の腱に由来する種子骨で、卵円形の骨の背側面三角骨接す関節面がある。大菱形骨不等六面体状をしていて掌側面外側大菱形骨結節がある。小菱形骨大菱形骨によく似た形をしているが、大菱形骨より小さい。有頭骨は手根骨中でもっとも大きく半球状の頭を舟状骨月状骨の間へ突き出している。有鈎骨は掌側面有鈎骨鈎よばれる突起をもっており、突起の尖たったやや外側にまたがっている。手根骨は互いに連絡して手根をつくるが、手根は手背側に凸に弯曲し、手掌側はへこんでいる。手掌側のへこみの両側には舟状骨結節大菱形骨結節でつくられた外側の手隆起豆状骨有鈎骨鈎によってつくられた内側の手隆起があり、手掌面のへこみを強調している。

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