「内閣府認証」の文字に関して、
未だに、Web広告等に、この文字を入れているのを見かける。
検索しても「内閣府認証」を用いた資格関係のHPを見かける。
ここで勘違いしてはいけないのが、
「国家資格」と
「内閣府認証」の違いである。
端的にいうと「
内閣府承認」の文字を用いている場合
「資格」に関しては、「内閣府」は関与していません。
全く「保証」されていません。
「
民間資格」の可能性がかなり高いです。
国家資格に関しては、国家資格一覧(
資格キングcomなど)を参考にしてみてください。
国家資格は
、法律に基づいて国が実施する試験
(国家試験
)に合格しないといけません。
じゃ、「内閣府認証」とは、どういうモノなのか?考えてみましょう。
調べてみると、「NPO法人」に関係します。
「NPO法人」
設立条件
法律により法人格を取得することが可能な団体は、「特定非営利活動」を行うことを主な目的とし、次の要件を満たす団体である(2条、12条)。
- 営利を目的としないこと。
- 社員(正会員など総会で議決権を有する者)の資格について、不当な条件をつけないこと。
- 報酬を受ける役員数が、役員総数の1/3以下であること。
- 宗教活動や政治活動を主目的としないこと。
- 特定の候補者、政党を推薦、支持、反対することを目的としないこと。
- 暴力団、暴力団又は暴力団の構成員、若しくは暴力団の構成員でなくなった日から、5年を経過しない者の統制下にある団体でないこと。
- 10人以上の社員がいること。
事務所が所在する都道府県知事にか、
当該市の市長
の認証
を得たうえで、設立登記します。
でも、事務所が複数の県に存在した場合、内閣府に申請します。
※間違いがあるかも知れませんので、
内閣府NPOを確認して下さい。
考えようによっては、複数の県にNPO法人を作っているだけで「内閣府認証」の意味がなされます。
ましてや、NPO法人も書類に不備がなければ「認証」されますので、簡単な「資格」という訳です。
それでは、改めて「
内閣府認証」で検索してみてください。そして、なぜ、「内閣府認証」の文字を絡めるのか?ミスリードを狙っている他に理由が見つかりませんがね。
※毎回思うのだけども、国家資格があるのに、あえて「民間資格」を選択する感覚がわかりません。
社会に出たら、その資格の意味が無い場合が多いのに、「民間資格」持ってますって言われても「それで?」ってなるし「お金を捨てて来たんですね」って思ってしまう。
「国家資格」を取得する機会があったのにも関わらず、それを拒否して、「国家資格」を批判する人もいますが、相手に対してその行為が「不誠実」と思わないのか?
初対面の人に、「最低限の「保証」を取らないできたけど、任せて」と言っている様なもんやん。
「民間資格」の人と話した場合、自分から「国家資格」を取らないと選択したので、その「行為」に対して「真剣に考えていない」と思ってしまう。